非常用発電機内蔵のキュービクルは消防法で年1回の総合点検が義務付けられます。

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点検を怠ると重大事故に繋がる可能性も!?

キュービクルは高圧から低圧に変圧する装置で、非常用発電機には内蔵されているタイプでは、漏電や異音等の点検を小まめに行う必要があります。

キュービクル

 

キュービクルの画像

キュービクルとは電圧を変圧させる装置です。

 

大きな施設や工場では、電力会社から電線を使って流れてくる状態の6,600Vの電圧を買って、自社のキュービクルという変圧器で100Vや200Vに変えて使用しています。

 

非常用発電機にもキュービクル内蔵タイプがあり、発電する電圧は3,300Vや6,600Vになっていて、それを内蔵されたキュービクルで変圧する構造になっています。

 

高圧の電気を変圧させるキュービクルは故障すると、電力供給全体に問題を生じるほか、火災の原因になる可能性もあります。

 

 

キュービクルの点検

 

まず最初に非常用発電機内蔵のキュービクルではなく、高圧需要家(電力会社から6,600Vで電力を買って施設内のキュービクルで変圧すること)のケースの点検について簡単に紹介します。

 

キュービクルの点検は、毎月もしくは隔月での点検(絶縁監視装置・遠隔監視装置の使用状況によって決まる)を行い、1年に1回年次点検を行うように義務付けられています。

 

点検内容は主に漏電の有無の確認を行います。
そのほか、異常な温度上昇の有無、異音がないかの確認など通電しながらできる簡単な点検です。

 

年次点検ではブレーカーの状態や各機器の詳細な点検も行います。

 

キュービクルは高圧な電気を扱う部位で、精密部品を多数使用しています。
不具合があった場合は基本的にはメーカーを呼んで修理を依頼する流れになります。
不具合がなければ、基本的には点検以外のメンテナンスは必要ありません。

 

非常用発電機内蔵のキュービクルに関しても基本概念は同じです。

 

常時稼働しているキュービクルとは違うので、消防法によって年に1回の総合点検さえ行えば法律面のルールはクリアできます。

 

ただし、非常用発電機の管理には主任技術者を専任する事が義務付けられていて毎月か隔月で担当スタッフが簡易的な点検を行う事が望ましいです。

 

キュービクルは構造上、それほど頻繁に故障するものではありません。
特に稼働率が低い非常用発電機では不具合自体は非常に少ないです。

 

ただし、万一故障すると重大事故につながる装置のため、安全管理の徹底を行い、少しでも不具合の可能性がある場合はメーカーや整備業者を呼んで適切な処置をする必要があります

 

消防法に基づいた法定点検においても、キュービクル内蔵タイプは細かく点検作業を行うように定められています。漏電などの不具合があると、火災の原因になることはもちろん、有事の際に必要な電力供給ができずに停止してしまう場合もあるので注意しましょう。