バッテリー・蓄電池
非常用発電機は電力供給がなくても独自に発電できる機械ですが、始動時にはバッテリー(蓄電池)にためた電力を使う必要があります。
車を始動させるときにバッテリーの電力を使ってセルモーターを回して始動させるのと仕組みは同じです。
蓄電池(バッテリー)には寿命があるので、定期的な交換かメンテナンスをする必要があります。
万が一バッテリーが寿命でエンジン始動に必要な電力供給ができなくなると、一切非常用発電機は動かなくなります。
このへんは車と同じです。
非常用発電機のエンジンは大きいので、バイクのキックスタートのように、手動でエンジンをかけることはできません。
非常用発電機のバッテリー(蓄電池)の寿命
おおよその目安は5~7年が寿命です。
バッテリーのメーカーや使用頻度、気温や湿度などの環境によっても変わってきます。
最低でも5年は平気という訳ではなく、場合によっては3~4年で寿命を迎える事もあります。
点検毎に電圧を測り、バッテリーの劣化状況をチェックすることが求められます。
バッテリーのメンテナンス方法
もっとも安心できるのは新品のバッテリーに交換することです。
密閉式ではない場合、バッテリー液や部品の交換および専用機械を使用した充電をおこなって復活させることも可能です。
ただし新品交換に比べて耐久性は劣るので、2~4年後に再度交換か修理をする必要が出てきます。
修理はその場のコストは安いですが、長期的に見て割安になるとは一概に言い切れません。
バッテリー交換は点検業者に依頼するのが得策
非常用発電機のバッテリー交換は、メーカーを呼んで対応してもらう事もできますが、点検業者でも対応可能です。
随時バッテリーの在庫を持っているケースも多く、メーカー以上の値引き対応も期待できます。
バッテリー(蓄電池)は容量が同じであれば、違うメーカーのものを使用しても問題ありません。
非常用発電機用のバッテリーは基本的に一流メーカーしか作っていないので、どのブランドでも信頼性や耐久性に大差はないでしょう。
メーカーだと純正バッテリーの用意しかありませんが、点検整備業者であれば、複数のメーカーのバッテリーを扱っているので選択肢が多いメリットもあります。
点検時にその場で交換しない場合でも、普段点検整備を依頼している業者に相談すれば費用も安くしっかりした対応をしてもらえるでしょう。